2010年1月 9日 23:12
京都の町中はいつでもユニークだ。
何気なく烏丸五条近くの路地を西に入ってみると、
装束を着た、5、6人の集団がほら貝を鳴らしながら練り歩いている。
西本願寺の真向かいにある僕の大好きなお香屋さんに向かっていくと、
寺の方から独特の低い声明が聞こえてくる。
平成24年1月16日は親鸞の750回忌にあたるとのこと。
そのため、9日から16日までは報恩講というものが行われるらしい。
報恩講とは「宗祖親鸞聖人のご恩をしのび、そのご苦労を通じて、
阿弥陀如来のお救いをあらためて心に深く味あわせていただく法要」のことだそうだ。
750回忌とはまた何と長いことかと呻きつつ、
西本願寺に行ってみた。
寺の法要が行われていた御影堂にはテレビが設置され、
中の様子が映し出されていた。
歴史ある建造物の中に、このような近代的な物質が設置されていると
そのギャップに驚かされるものだが、何百年、何千年という歴史の中で
今もなお人々から必要とされているということの表れではないかと、
なんとなく納得しつつ、拝見させていただいた。
目を閉じてみると広い空間を満たした声明が胸に心地よく響いてくる。
「世のなか 安穏なれ」とメッセージのこめられた報恩講。
今度はカメラを持って
16日に訪れてみようと思う。