2010年1月21日 21:44
「失礼ですが、ご出身はどちらで?」
琵琶湖の湖東にある米原市で営業をしていた時のこと。
飛び込み営業の私に快く会ってくれた総務課長さんは、
名刺をまじまじと見ながら尋ねた。
「いやあね、この地域には、あなたの苗字がたくさんあるから」
そういえば、と私は父が言っていたある言葉を思い出した。
「盛岡は近江商人の町。」
私の出生地、盛岡に初めて近江商人が訪れたのは慶長18年(1609年)のこと。
現高島市(琵琶湖の湖西)から村井新七という男が初めてやって来たらしい。
それから近江商人の力も会って盛岡の商業が発展してきたとのこと。
(詳しくは、また今度勉強したい。)
僕が京都にやって来た昨年は近江商人が盛岡にやって来て400年。
120人いる会社の同期の中で滋賀を担当しているのは自分1人だけ。
近江商人の末裔が400年の時を経て、先祖の地に帰郷する。
なんて、思いを巡らしながら運転していると目の前に伊吹山が見えてきた。
なんとなく、懐かしさを感じる伊吹山。
その形はどことなく、故郷の岩手山に似ている。
400年前に近江から訪れた商人達も岩手山を見て、遥か遠くの伊吹山を思ったのだろうか。